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オガワコウ
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Apple Watch Series 5レビュー :常時表示はどう?過去Seriesとの違いは?

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こんにちはKoh(@misc_log)です。

Apple Watch Series 5が発売になりましたが、今回の大きなトピックとしては何と言っても文字盤の常時表示

僕はSeries 4からの買い替えで、アルミケース(GPS + Cellular)を選びました。

Apple Watch Series 5
Watchとアラスカンブルーのスポーツバンド

ということで、過去Seriesと比較してどうなのか?常時表示って実際どう?という部分を中心に、Apple Watch Series 5をレビューします。

購入を迷っている方も多いと思うので、僕が思う結論を先に書いておきます。

Series 5は買い?
  • Series 4を持っているなら買わなくていいかも
  • Series 3の人は動作に不満があるなら買っていい
  • Series 1、2、あるいはApple Watch未所持な人は買っていい
  • チタンやセラミックが欲しいなら買うしかない

この記事では、まずSeries 5で変わった部分を整理し、過去SeriesのApple Watchと比較しながら違いを見つつ、僕が感じたことを含め書いてます。

Apple Watchを各ストアでチェック!
目次

Apple Watch Series 5で変わったこと

まずはSeries 4→5で進化した部分の整理から。

Series 5でのアップデート
  • ディスプレイ常時表示
  • チップがS4→S5プロセッサに
  • コンパスがついた
  • ストレージが16GB→32GBに
  • 海外での緊急通報機能(セルラーのみ)

内部的にはバッテリーサイズが前モデルに比べて少し大きくなっているとの情報もありますが、見えない部分はわかりません。

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このように、端末のデザインやスペックが大きく変わったというわけではなく、今回はマイナーアップデートモデル。

いろいろ怒られるかもしれないことを承知で言うと、Series 4からの大きな違いはディスプレイ常時表示くらいと言ってしまっていいと思います。

Series 4から買い替えるとしたら常時表示をどう感じるか?です。

そのあたりも踏まえ、過去Seriesと比較し今回のアップデートの詳細を見ていきます。

Apple Watch Series 5を含めた歴代Watch
左からSeries 5 / 4 / 2

ちなみに僕はSeries 1は買っておらず2が初購入、3は訳あって手放してしまったので2、4、5が手持ちのWatchです。

ディスプレイ常時表示機能

常時表示Retinaディスプレイが搭載され、確かにかなり便利。

▼左側がディスプレイONの状態で右側が今回搭載された常時表示機能。文字盤が暗くなり秒針の表示がなくなっている。

Apple Watch Series 5はディスプレイが常時表示に対応
左:通常表示 / 右:省電力表示

これまでのApple Watchは、つけた腕を動かすか、画面をコツコツと触ってスリープ状態を解除して時刻を見る必要がありました。

Apple Watch Series 4までは常時表示非対応
Watchを傾けて時刻確認

普通の腕時計だって自分の方に向けて見るわけだし、別にいいんじゃない」って思うじゃないですか?

いや、それがそんなことないんですよ。

個人差あるかもしれませんが、腕を動かさず目線だけ向けて時刻を確認したい瞬間って結構あるんだなとApple Watchを使って始めて気づきました。

キーボードを打ちながら今日何日だっけ?みたいなシーンとか、普通の腕時計はキーボードに手を乗せたまま視線だけを下ろせば日付が確認できたりするわけですが、これまでのApple Watchだと黒い画面を見つめるだけです。

時刻の確認ができない
Apple Watchがカッコいいということ以外にわかることはない

▼Series 5であれば目線を落とせば日付も時刻も確認できる。

Series 5は何をしていても時刻確認ができる
PayPayアイコンがイケてないこともわかる

ディスプレイ常時表示が可能になったことで、視線を向けるだけで時刻やその他の情報を知ることができるようになったのは地味ですが、とても嬉しい進化。

普通の腕時計にとって当たり前のことなんですが」って声が聞こえてきそうですが、そこを突っ込むのは野暮と言うもんですよ。

他のスマートウォッチでも常時表示を実現できているものはありますが、画面を二重構造にしたり、kindleのようなペーパータイプにしたりなど、バッテリーとの戦いはなかなかにハードなわけです。

Appleは画面を書き換える仕組みを可能な限り調整するという技術で乗り越えたのが今回の「常時表示Retinaディスプレイ」です。

Apple Watch Series 5は常時表示Retinaディスプレイ搭載
常時表示Retinaディスプレイ搭載

この機能、日本人受けがよさそうだなと思う利用シーンとして、人と一緒にいる時が挙げられると思います。

時計を見る仕草がしづらいシーンってあるじゃないですか。

いくら退屈な飲み会であっても時計ばかり見るのは勇気がいるもの。それを解決するのが常時表示ディスプレイです。

なんとなく、そしてさりげなく目線を落とせばApple Watchは、終電というあなたが解放されるまでのタイムリミットをいつでも教えてくれます。

別に人にどう思われようがどうでもいいと言える状況ばかりではないと思うので、そんな現代を生き抜くあなたを守るアップデート。

このように時計としては当たり前である常時表示ですが、Apple Watchにもたらされたことはとても喜ばしいことと言えます。

S5プロセッサ搭載

チップにはS5(64ビットデュアルコアプロセッサ)が搭載されました。

Series 4はS4というチップだったので、ナンバリングひとつ上がったわけですが、まあチップでいうと毎年上がりますからね。

実際Series 4からは違いが全くわかりません。どうも性能そのものは変わってないようです。

▼Series 5とSeries 4でアプリの起動速度を比較してみました。※音は出ません。

どうでしょう?僕には特に違いはないように見えます。

しかし、Series 3から見れば最大2倍とかなりの進化をしています。それ以前のSeriesからであればさらにです。

▼次にSeries 5とSeries 2でアプリの起動速度を比較してみました。※音は出ません。

Series 4との比較は全く変わらないのに対し、Series 2から見ると劇的進化です。

アプリ初回起動なので次回起動時はもう少しSeries 2でも早いです。が、条件は一緒ですし、Series 2はやはりもっさりします。

Apple Watch Series 3以下から買い替えの人は、この進化が一番わかりやすく、満足度の高いものだと思います。

コンパスを搭載

人によっては嬉しいであろうコンパスを搭載しました。

コンパスを搭載
コンパスを搭載

コンパスが搭載されたことにより、方位、傾斜、緯度、経度、今いる場所の高度を確認できるようになります。

方位がわかるので、マップアプリで自分が向いている方向を知ることが可能。

コンパスのおかげで向いている方向が表示される
向いている方向が表示される

ただ、僕はApple Watchで地図を見る習慣がなく、iPhone上のGoogle Mapを使っているのでそこまで出番はなさそう。

個人的には、Series 5を購入してから2週間という段階でだと「あってもいいけど、なくてもいい」としか思いませんね。

今後コンパスを使ったアプリなどがリリースされてくればまた変わるかもしれません。

ただ、AppleのWatch販売ページの下部にちょっと気になる注意事項が記載されてます。

一部のバンドに含まれている磁石がApple Watch上のコンパスに干渉することがあります。

うせやろ」って思ったんですが、磁石を使ったバンドが結構ありますからね。干渉は避けられないようです。

ストレージ容量が大きく

Apple Watch Series 5ではストレージ容量が32GBになりました。

Series 4は16GBだったので200%、つまり倍ですね。

その他のSeriesから見るとかなりの容量アップ。

Apple Watchのストレージ
左からSeries 5 / 4 / 2

でも、今のところそんな使わないんですよね。

もちろん人によっては音楽をApple Watch内に大量に保存する人もいると思うので、そういった使い方の場合には嬉しいと思います。

Apple Watchに音楽を同期する方法
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現段階ではこれも「あってもいいけど、なくてもいい」ですかね。

緊急通報機能(セルラーのみ)

Apple Watch Series 5(GPS + Cellular)は、iPhoneが近くになくても世界中で緊急通報することができます。

海外旅行に行った際に現地での回線契約がなくても、もし自分の身に何かが起きたらApple Watchが現地の緊急ダイヤルに通報してくれます。

まあ、この機能は動かないほうが良いものではありますが、世界的には度々人を救ったという実績もある模様。

Apple Watch Series 4で搭載された機能ですが、Series 5のセルラーであればiPhoneがなくても行えるようになったというアップデートです。

ただし、日本は非対応なので、海外旅行に行った際の備えですかね。

Series 5 GPSモデル

Series 5 セルラーモデル

Apple Watch Series 5を取り巻くその他の変更点

Series 5と同時に周辺でもいくつかトピックがありました。

Apple Watch Edition再び

Apple Watchにはいくつかのカテゴリがあり、Series 4では消滅していたApple Watch Editionという高級路線のラインナップがSeries 5で復活。

Apple Watch Edition再び
セラミックケース

ケース素材にチタン / セラミックが使われたものが発売されました。

約9万円くらい〜なので、高いですけどね。

ただ、チタンは非常にカッコいい。

チタニウムケース
チタニウムケース

腕時計はファッションやステータスという側面があるので、バリバリのスポーツタイプではちょっとなという人でもおしゃれに使えるバリエーション。

このチタンやセラミックケースのApple Watchを良いなと思うならSeries 4からの買い替えもアリだと思います。

実際僕も最後までチタンと迷いましたが、重さが気になりました。

チタンは軽量な素材ですが、アルミが軽すぎる。

ケース素材 / サイズ40mm44mm
アルミ30.8g36.5g
ステンレス40.6g47.8g
チタン35.1g41.7g
セラミック39.7g46.7g

参考:MacRumors

僕は軽くしたかったので今回もアルミにしましたが、腕につけるものじゃなければアルミとチタンの差である約5gは余裕で無視してたと思います。

チタンにはかなり心揺れたので、次のApple Watchでは違う素材を買うかもしれない。

WatchOS 6

恒例行事ではありますが、WatchOS 6が登場しました。

Series 5は購入時からWatchOS 6になっており、その他Seriesは少し遅れて配信されます。

月経周期やワークアウト系の新機能、新文字盤などがこのアップデートに含まれます。

さらに計算機なども搭載されました。

WatchOS6で計算機が
これ、使うかな?

一部の新文字盤がSeries 3以下では使用できないなどあるようですが、基本的にWatchOS 6はApple Watch Series 1から対応します。

まずはSeries 3までが配信され、年内にSeries 1、2にもサポートされるようです。

Apple Watch Series 3が安くなった

Apple Watch Series 5登場と同時にSeries 4がその姿を消すことになり、Series 3の価格が1万円以上値下げされ検討しやすくなりました。

19,800円(税別)〜購入できるので、これはかなり魅力ですね。

Series 5は42,800円(税別)〜なので2万円以上の価格差。

もしライトにApple Watchを使いたい・使ってみたいというならアリかもしれない。

ただ、大は小を兼ねるみたいな意味で言うと、予算が許すなら最新であるSeries 5を買っておくのが良いとは思います。

Apple Watch Series 5の気になるポイント

まあなんだかんだ言って進化しているSeries 5ですが、気になるところもあります。

それはバッテリー持ち。

Series 5はバッテリー持ちが課題?

Series 5の公称値としては18時間とされてますが、ほぼ公称値通りか若干上振れするかなという感じです。

なので嘘はついてないのですが、Series 4はもう少し持ちが良かったんですよね。

やはり常時表示が関係しているのかもしれないですし、WatchOS6によるものなのかもしれません。

常時表示機能はOFFにすることも可能

ただ、使い方にもよりますが、いずれにしろApple WatchはSeries通して2日使えません。

機能的な違いを無視して言うと、他のスマートウォッチは数日余裕で持ったりするものもあるので、この部分はApple Watchの今後の進化に期待ですね。

Apple Watch Series 5レビューまとめ

僕はアルミケース(GPS + Cellular)を選びましたが、アルミを選んだ理由は軽さです。

腕につけるものですし、やはり軽さは正義。

セルラーにした理由は、もう一度セルラーを試してみようと思ったからです。

Apple Watch Series 5レビューまとめ
セルラーモデルはクラウンに赤いリングが

僕はずっとGPSモデルが良いと言い続けてますし、人にどっちがいいかを聞かれたら、「そこを迷うならGPS一択」と答えてます。

ただ、今でも本当にそう?ってことを確認したいなということでセルラーにしました。

現状だけ言うと、アルミケースならやっぱりGPSで良かったと思ってます。つらい。

まあ、なんだかんだ言って僕はApple Watch Series 5気に入ってます。

やはり常時表示は良かった。かゆいところに手が届いた満足感。

Suicaを始めとして、決済や通知などApple Watchに依存した生活をしているので、そこに常時表示という武器を得て、さらに使いやすくなりました。

ということで、購入を迷っている人向けに再度まとめておきます。

Series 5は買うべき?
  • Series 1,2,3からSeries 5であれば端末のスペック的な向上を確実に感じられる。
  • Series 4からは常時表示以外に進化はほぼない。WatchOS 6のアップデートはハードとは関係ない話なので、Series 4な人はWatchOS 6を試してみてから検討でいいかも。
  • Apple Watch初購入な人は迷っているなら買っちゃっていいかも。Series 3は確かに安いが、個人的には買うなら5をおすすめしておきます。
  • チタン、セラミックケースがほしい→早く買ってしまおう!

では、よいApple Watchライフを。

今日は以上です。それではまた。

Apple Watchを各ストアでチェック!
Apple Watch Series 5
常時表示は確かに便利だが・・
常時表示でより腕時計らしく。目線を下ろせば時刻を確認できるのは実用的で便利。しかし、Series 4からの違いは常時表示だけに近いので、初購入やSeries 3からの買い替えならおすすめではあるもののSeries 4からならスルーでいいかも。
Good
常時表示は便利
Bad
バッテリー持ちに不安がある
7.8
満足度

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