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オガワコウ
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Apple Watch 7 レビュー:大きく・見やすく!新機能は?SEとの比較も

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画面大きい!

こんにちはオガワ(@misc_log)です。

僕にとってはもはや生活必需品となったApple Watch。その7世代目にあたるApple Watch Series 7がついに登場。

大幅なモデルチェンジではなかったものの、画面サイズが大きく、より見やすくなりました。画面サイズの変更はSeries 4以来、実に3年ぶり。

そんなApple Watch 7の新機能や進化したポイント、実際の使用感を紹介します。最後に簡単にApple Watch SEとの比較もしています。

Apple Watchを検討している人の参考になれば。

Apple Watchを各ストアでチェック!
目次

Apple Watch 7はざっくりどんなWatch?

Apple Watch Series 7の前に、そもそもApple Watchとはなんなのか?について簡単におさらいします。

そもそもApple Watchってどんなもの?
Series 7 45mm / Series 6 44mm

Apple Watchが得意なことは主に下記の4つ。

  1. 通知管理
  2. コントローラー
  3. 決済
  4. 健康管理

メールやLINE、他アプリからの通知を手元で管理できるのは最もメジャーな機能。さらに音楽再生や音量操作などのコントローラーにも使えます。

音楽コントローラーにも

さらに、IDやQUICPay、PayPayなどの電子決済。SUICAやPASMOで改札も腕をかざすだけ。

Apple Watchは決済も得意
電子決済もWatchで

そして、睡眠トラッキングや心拍数計測などを始めとした健康管理。最近では手洗いの秒数までカウントして「ちゃんと洗えよ?」と怒られます。

Watch OS 7は睡眠アプリを標準搭載
睡眠トラッキング

また、アルミやステンレスなど、それぞれに雰囲気の違うケース素材に加え、カラーやバンドなども選ぶことが可能。ファッションアイテムとしても活躍します。

PITAKA カーボン製Apple Watchバンドの使用感
PITAKAのバンド

で、Series 7はどう進化したの?

そんなApple Watchですが、7世代目となるSeries 7は主にこんな進化を果たしました。

Series 7で進化したポイント
  • 画面が20%大きくなり見やすくなった
  • 画面の耐久性が向上した
  • 高速充電ができるようになった

細かく言うと他にもあるんですがざっくり言うと以上が進化したところ。

ラインナップとしては従来と変わらず。アルミ・ステンレス・チタンの3種類のケース素材から選べます。通信方式も同様で、GPS・セルラーの2種類から。

GPSを選べるのはアルミだけ

ケースサイズもこれまで通り2種類から選べますが、Series 7は画面が大きくなったことでサイズが1mmアップしました。

  • 従来モデル → 40mmと44mm(Series 3は38と42mm)
  • Series 7 → 41mmと45mm

Apple Watchバンドは互換性があるので、これまでのものが引き続き使用できます!

ディスプレイ周りの設計が大幅に変更され、1mmのサイズアップなのに画面自体は20%も拡大しました。

約20%広くなったスクリーン
約20%広くなったスクリーン

本体デザインこそ大きくは変わりませんでしたが、フチのスレスレまで表示できる画面はトレンド感あってスタイリッシュ。

また、画面が大きくなったことで文字がより見やすく。そして高速充電にも対応。

というわけで、大きな新機能が追加された・・わけではないんですが、見た目のカッコよさと利便性を向上させる良い進化だったなと個人的には思います。

安定の美しいフォルム

Series 6からの乗り換えはよく検討したほうがいいと思いますが、初めてApple Watchを買うという人はもちろん、その他Watchユーザーは乗り換えも良いんじゃないでしょうか。

では、より詳細にApple Watch Series 7をレビューしていきます。

Apple Watch 7の進化したところを詳細に

今年も僕はGPSモデルのアルミケースを購入。サイズは45mm(大きい方)。色は新色のミッドナイト。

Apple Watch 7の進化したところを詳細に

いつものパッケージに入って到着。

いつものパッケージで到着

中にはWatch本体とバンド。バンドもシンプルなスポーツバンドにしました。

ミッドナイトバンド

付属するのは磁気充電ケーブルのみ。今年からUSB-Cタイプになりました。後述しますがこれを使うと高速充電可能です。

USB-C磁気充電ケーブル
外装がアルミになっている

この付属ケーブル、微妙にモデルチェンジしたようで背面と周囲がアルミ風に変わりました。

微妙にモデルチェンジ
微妙にモデルチェンジした

また、サイズも若干変わり少し薄くなったようです。そのため、Apple Watch用充電スタンドなどを使っている人は装着できなくなる可能性があるかも。

そして、昨年から充電アダプタが付属しなくなったため持っていなければ別途購入が必要。Ankerの20Wタイプあたりがコスパいいと思います。

外観・デザイン・ミッドナイトの色味

こちらがApple Watch Series 7本体。

Apple Watch Series 7本体

滑らかにラウンドしたディスプレイ、そして全体のフォルムが相変わらず美しい。

丸みのあるフォルム

画面サイズが変わったものの、デザインは大きく変わってないためSeries 6と並べてもあんまり変化は感じないですね。

Series 7 45mm / Series 6 44mmと見た目はあまり変わらない
Series 7 45mm / Series 6 44mm

サイドのボタン類も基本的に同じ。ただ、スピーカー部分の形状が少し変わりました。

スピーカーの形状が変わった
スピーカーの形状が変わった

このようにスピーカー周りの形状が変わっていたり、ケースサイズも1mm大きくなっているため、従来のフィルムや保護ケースなどは基本的に使えなくなると思います。

そして、背面がこちら。

背面は変わらず

Apple Watchの背面には腕から様々なシグナルを感知するためのセンサーが詰まってます。Series 7ではセンサー系のアップデートはなかったためSeries 6と見た目的には全く一緒。

アルミモデルはカラーが総入れ替え

Apple Watch Series 7はアルミケースのカラーが総入れ替えになりました。

ケース素材カラー展開
アルミミッドナイト、スターライト、グリーン、
ブルー、プロダクトレッド
ステンレスシルバー、ゴールド、グラファイト
チタンチタニウム、スペースブラック

ステンレスとチタンのカラー展開は従来どおり

中でも個人的にインパクトあったのは定番カラーであるシルバーとスペースグレイの退場。それぞれスターライトミッドナイトというカラーに入れ替えられました。これには正直戸惑った人も多いはず。僕もその1人。

スターライト / ミッドナイト
スターライト / ミッドナイト

僕はスペースグレイが好きだったんですが、なくなってしまったのでミッドナイトにしました。

写真で見ると青みが強かったので心配でしたが、実際見てもやっぱり青いですね。間違いなく青みは感じます。光の当たり方にもよりますが、極端に青っぽく見えるときはこの画像くらい。

ミッドナイトは結構青い
結構青い

ちなみにバンドもミッドナイトにしましたが、従来のブラックと比べるとやはり青みは感じます。

バンドもわずかに青みがかっている
左:ミッドナイト 右:ブラック

ただ不思議なもので、スペースグレイと並べなければ青っぽく感じる瞬間があまりないのと、使っているうちに良い色に感じはじめました。

光をあてたミッドナイトとスペースグレイ

光の加減で時折顔を出す濃紺に高級感があっていいですね。

でもいい色。

ネット上を見ているとスターライトも好評なようで、発売前は「スペースグレイはともかくシルバーがないとはけしからん」みたいな雰囲気ありましたが、それなりに受け入れられているようです。

画面が大きくなって見やすくなった!

Apple Watch Series 7の目玉の進化ポイントとしては間違いなくこれでしょう。画面サイズの大型化です。

前モデルと比較すると画面のフチまで表示されていてベゼルがめちゃくちゃ薄くなってます。これなんと、フチが40%も削減されているようです。

Series 7 45mm / Series 6 44mm

フチを40%削減した結果、スクリーン領域がSeries 6から約20%も大きくなりました。

例えば電卓。よく見るとボタンひとつひとつが大きくなってます。

電卓のボタンサイズが違う
Series 7 45mm / Series 6 44mm

まあだからといってApple Watchで電卓を使うかというと全く使いませんが、様々なアプリの操作性や視認性が良くなりました。

Apple Watch 7は操作しやすい!
操作しやすい

正直、実際に使うまであんまりピンとこなかったんですが、いざ使ってみると・・見やすさや操作性が全然違う!と個人的には感動しました。

また、画面大型化に伴い、待望のソフトウェアキーボードを搭載。

待望のソフトウェアキーボード

ただしこれ、日本語では使用不可。発表会のときに「おお!!」って思ったんですがぬか喜びでした。

言語に関わる機能の場合、日本語環境が後回しにされるのはあるあるなので今後のアップデートに期待ですね。

というわけで、Series 7はこれだけ画面サイズが大きくなったにも関わらず、ケースサイズがほぼ変わらなかったという点が優れた進化ポイント。

ケースサイズはもうそろそろ限界に近づいている気が
結構な存在感

とはいえ、ケースサイズはもうそろそろ限界に近づいている気がしますね。45mmケースはすでに結構な存在感。

人類全体として腕がもう一回り大きくなったりしない限り、これ以上のサイズアップはつらいような気がします。

Apple Watch史上、最も割れにくい画面

画面サイズを大きくするにあたり基本設計からガッツリ変えたようですが、その結果耐久性の向上も実現しました。

Apple Watch史上、最も割れにくい画面

前面のクリスタルが50%厚くなり、最も厚い部分ではSeries 6に比べて2倍以上の強度と耐久性があるそうです。

強度がアップされた画面
・・そうなの?

まあ・・見た感じや触った感じでは全くわかりませんが、そう言うんならきっとそうなんでしょう。

ちなみに、Apple Watchはアルミケースとそれ以外でディスプレイのガラス素材が違います。

アルミ
アルミ以外
  • Ion-X(強化ガラス)
  • サファイアガラス

強度が高いのはサファイアガラス。このモデルごとのガラス素材の差はSeries 7にも引き続き採用されています。

こういったそもそもの強度差はありますが、全体的に画面は強くなったということのようです。

とはいえですね、絶対に傷つかないわけではないと思うので、不安ならケースやフィルムを貼っておくと精神衛生上は良いのかもしれません。でもまだS7用のケースやフィルムはほとんど販売されてません・・。

そしてさらに、この画面周りの再設計によって防塵性能がIP6X等級へと進化。よりハードな環境での使用に強くなりました。

また、引き続き、水泳にも使えるようなWR50の耐水性能も備えています。

充電速度が速くなったぞ!

Series 7になっても残念ながらバッテリー駆動時間は18時間から変わらず。しかし、高速充電に対応しました。

このくらいの充電性能を持っているようです。

  • Series 6より最大33%速く充電。
  • 8分間の充電で8時間の睡眠を記録

高速充電には付属のUSB-C磁気高速充電ケーブルと、PD(パワーデリバリー)に対応した5W以上の充電アダプタが必要。

条件を満たすなら何でもいいんですが、Anker PowerPort III Nano 20Wで充電してみました。その結果がこちら。

経過時間バッテリー残量
0%
10分11%
20分34%
30分56%
1時間98%
1時間3分100%

Series 6に比べ15分ほど短くなったので確かに30%くらい速くなってそうです。

健康系機能を使うならApple Watchをできる限り着用しているのがベスト。高速充電により、お風呂のときなどの細切れの時間でも効率的な充電が可能になりました。

その結果、実質的には着用時間を長くできるので各種センサーによるトラッキングをより活用できるようになります。

ただ、ただですね・・、付属充電器を使わないと高速充電できないのが弱点。例えばサードパーティ製のこういったものを使うと高速充電になりません。

人気のBelkin 3-in-1 Wireless Chargerですが、これで充電すると通常充電になっちゃいます。

追記:Belkinから急速充電対応版が発売されました!

他にもApple Watch用モバイルバッテリーとかいろいろありますが、やはり高速充電はできません。高速充電はあくまでも付属充電器を使ったときのみ。

また、Series 7の充電器でSeries 6を充電するのも高速充電にはなりません。Series 7とSeries 7付属充電器をセットで使って初めて高速充電になります。

セットで使うと高速充電可能

というわけで、ホントならバッテリー駆動時間が伸びてくれる方が嬉しいんですが・・なかなかバッテリー周りは難しいですね。

S7チップによる処理速度向上はなし?

Apple Watch Series 7のチップ(CPU的なもの)はS7というチップが搭載されています。しかしどうやら処理性能でいうとSeries 6と同じなんじゃないかという話があります。

Apple公式サイトのSeries 7のチップ表記

Apple公式サイトによるとSEより20%高速という話なんですが、それって実はSeries 6と同じなんですよね。

まあ、ホントのところはよくわかりませんが、Apple公式サイトの今年のApple Watchページには処理性能がうんぬんみたいな記載が一切ないので、まあそういうことなんだと思います。本来なら毎年のように書いてありますからね。○%速くなったって。

ナンバリングが6から7に上がっているので、何か手を加えてはいるんでしょうが処理性能は向上してないと見ていいと思います。

ただ、Series 6と同様だったとしても十分速いので、使用する上で困ることはないと思いますけどね。

Apple Watch Series 7買うべき?SEとどっちがいい?

では最後に、Apple Watch Series 7を買うべきかどうか、SEとどっちがいいかについて簡単に比較します。

Apple Watch Series 7は当たりのデバイスだと思います。そう感じる大きな理由はやはり画面サイズが大きくなったこと。

Apple Watch Series 7買うべき?SEとどっちがいい?

見やすい、操作しやすい、画面のふちが薄くなってカッコいい。このあたりが僕には刺さりました。スペックや写真を見ていたとき以上に、使ってみてその威力を感じてます。

というわけで、大きさを魅力に感じる人にとってはApple Watch Series 7は良いデバイスになると思います。

SEとどっちがいい?

現在、Appleで購入できるApple WatchのラインナップはSeries 7、SE、そしてSeries 3のみ。

独断と偏見で言うと、処理速度やもろもろの性能差によりこれから買うならSeries 3は選ばないほうがいいです。そうなると、残るSeries 7かSEで迷うことになります。

もちろん全体的な性能はSeries 7が良いのは間違いありません。SEにできてSeries 7にできないことはないため、予算さえ許すならSeries 7を買っておけば現時点で最良のものが手に入ることは覚えておいてください。

その上でSEを選ぶとしたら、Series 7の特定機能が絶対にいらないという場合です。ざっと機能比較したのがこちら。

機能Series 7SE
サイズ41mm、45mm40mm、44mm
常時表示
チップS7S5
ストレージ32GB32GB
バッテリー最大18時間最大18時間
耐水性能50m50m
血中酸素濃度
心電図
心拍センサー第3世代の
光学式心拍センサー
第2世代の
光学式心拍センサー
転倒検出
高速充電
U1チップ
ケース素材アルミ、チタン、
ステンレス
アルミのみ
価格58,800円〜40,800円〜

細かいことを言い出すときりがないのでざっくり言うと、常時表示、血中酸素濃度の計測、心電図アプリを使いたいかどうかです。

もっと超乱暴に絞ると、常時表示を使いたいかどうかと言っても良いかもしれません。

SEには常時表示がない
SEには常時表示がない

常時表示はいらない!ということであれば、あとはこれらを検討してみてください。

  • 大きい画面
  • より高速な処理性能
  • 高速充電
  • アルミ以外のケース

もうひとつ、U1チップというものがSEには搭載されていません。が、今のところは使いみちがありません。

これらの機能に魅力を感じなければSEで十分Apple Watchを楽しめると思います。

ちなみに、僕はApple Watch SEを就寝時に使ってますが、非常にコスパ高いWatchです。こちらで詳細レビューしてるので合わせてどうぞ。

また、Apple Watchの選び方はこちらでよりガッツリ書いているのでよければ参考にしてください。

Apple Watch 7レビューまとめ

以上、Apple Watch Series 7をレビューしました。

そんなに変わってなくない?的な評価もちらほらと聴こえてくるSeries 7ですが、個人的には大きな画面がとても気に入りました。

Apple Watch 7レビューまとめ

繰り返しになりますが、初めてのWatchという人はもちろん、Series 5以前からの乗り換えの人は進化したWatchを十分に堪能できると思います。

気になったらぜひチェックしてみてください。

今日は以上です。それではまた。

Apple Watchを各ストアでチェック!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • こうして見るとミッドナイトそれほど悪くないですね
    でもブレイデッドソロループが変な色しか無いのだけは受け入れられない…
    黒が出るまでは保留です

  • そうなんですよね・・。バンドもカラーが入れ替えられちゃったので好み別れますよね・・。

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