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オガワコウ
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海外サイトでAppleデバイス周辺ガジェットを購入するときに知っておくべき4つのポイント

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こんにちはオガワ(@misc_log)です。

MacやiPhoneを始めとした各Appleデバイスには、周辺機器やアクセサリーがあると使い方の幅も広がります。

ケースやフィルム、充電器などを中心に、Apple純正だけでなくサードパーティ製を買う人は多いと思いますが、見逃せないのが「海外ブランド」の製品。

正確に言うと日本で買っているものもだいたいが海外ブランドなんですが、日本国内で購入できない、もしくは、購入しづらい優れたブランドはたくさん存在します。

NOMADのAirPods Proケース

Youtubeなどでも国内で購入できない製品が取り上げられていたりするので、気になっている人も多いんじゃないでしょうか。

Grovemadeのパームレスト

などなど、あげればキリないんですが、おしゃれでカッコいい製品が買えるブランドは海外にたくさんあります。そして実は海外のECサイトから簡単に購入できます。

この記事では国外配送を行っているECサイトに絞っています。購入代行あたりには触れません。

というわけでこの記事では、海外ECサイトから購入するにあたって事前に知っておきたいことをまとめました。ぜひ参考にしてください。

目次

海外サイトでガジェットを購入するときに知っておくべき4つのポイント

海外から日本国内にモノを運び入れるということは、まぎれもなく輸入になります。

輸入に関わる全ての法令を知っているわけではないですし、知りたいとも思わないので、あくまでも個人使用を目的としてガジェットを買う場合の話をします。

僕は何度も海外サイトから購入しているので、その経験からこのあたりは把握しておいた方がいいかもというポイントを4つに絞って紹介します。

  • そもそも、それ買って大丈夫?
  • 関税・諸税が発生する
  • 送料が高い
  • なにかあるとややこしい

国内での購入と比べ考えなければならないことも多いですが、国内にはない優れた製品を買えるという唯一無二の価値があります。ぜひ一歩踏み出すためのきっかけにしてください。

そもそも買うことに注意するべきものがある

MacやiPhone用アクセサリー・周辺機器などに限って言えば、日本国内のECサイトで販売しているものは基本的に買ったらダメ・使ったらダメというものはありません。

一方で、海外サイトで買うとなると注意しなければならないものが存在します。

例えば「技術基準適合証明」いわゆる「技適」については聞いたことがある人も多いでしょう。

Wi-Fi、Bluetoothなどなど、電波を出すデバイス類を国内で使うには特別な要件を満たしている必要があり、適合しないものを使用すると違法になる恐れがあります。

適合しているものには下記の「技適マーク」が製品のどこかについています。

技適をめぐっては様々な議論がなされていますが、とりあえず現段階では技適マークのないものを使うと電波法違反になる可能性があります。

例えば、見落としがちな製品として「ワイヤレスキーボード」が挙げられます。ワイヤレスキーボードは基本的に技適マークが必要な製品です。

もし海外サイトで技適のないワイヤレスキーボードを買って日本国内で使うとアウトです。

有線で使うなら問題ありません。

日本のマーケットを意識していないブランドは基本的に技適なんか取りません。日本が主要な市場と考えていない限りコストをかけて取得する意味ないですからね。

そのため、基本的にワイヤレスキーボードは概ねアウトだと思っていていいと思います。

日本でクラファンなどを実施した結果、技適を取得したというケースもあるため例外はもちろんあります。

詳しくは総務省のWebサイトで確認できますが、よくわからなければ手を出すべきじゃないのがこういった無線機器類

モバイルバッテリーや充電器も注意

他にも「PSEマーク」というものがあって、電力を必要とする製品を買う場合に注意が必要なケースがあります。

電気用品は様々な危険があるのはわかると思いますが、国内で使用する上で特定の基準を満たした製品であることを示すのが「PSEマーク」です。

このPSEマークは日本国内向けに作られた製品じゃない限り基本的についてません。

例えばモバイルバッテリーなどが該当し、日本国内で買うモバイルバッテリーにはPSEマークがついているはずです。

Ankerのモバイルバッテリー

このPSEマークには「丸形」と「ひし形」という2種類があり、それぞれ意味が異なるんですが細かい話は省きます。とりあえず、製品のどこかにPSEマークがついていることが法的には重要です。

モバイルバッテリーはまだわかりやすいんですが、盲点なのは「ACアダプタ」が付属する製品。

製品そのものではなく、付属しているACアダプタがPSE対象なので「それはいいけど、これはアカン」という事態が発生します。

▼例えばこれはNOMADのワイヤレス充電器ですが、専用のACアダプタが付属してきます。

レザーとウォールナットの充電器

ところが、このACアダプタにはPSEマークがありません。

どこにもPSEがない

このように、ワイヤレス充電器に問題はないものの、ACアダプタに注意が必要なケースは多いです。

ただ、実はPSEマークがなくても個人使用であれば法的な問題はありません。

ダメなのは販売・転売目的で輸入する場合。これはアウト

これを読んでいる人で販売目的で購入する人は少ないと思いますが、個人使用であってもメルカリとかには出せません。そのうち売ろう」と考えている人は注意が必要です。

ということで、販売・転売はできませんが個人で使用する分には問題ないので買うことを恐れる必要はありません。

ただし、PSEマークがなくても安全なの?ということについては自己責任です。

信頼も実績もあるメーカーの製品であれば、日本国内の基準には適合していなくても他機関の認証基準に適合しているはずです。

そのため、直ちに危険なことにはならないと思いますが、よくわからんメーカーの激安充電器とかはヤバいかもしれない。

また、もしPSEマークなしのアダプタを「なんか使うの嫌だ」みたいな場合には、AmazonでPSEマーク付きのACアダプタだけを購入できます。

多分大丈夫なやつ

このように、国ごとに電波や電力、また安全基準に違いがあるということは、買う前に把握しておきましょう。

関税・諸税が発生する

輸入には関税が発生します。加えて消費税、地方消費税なども課税され、さらに通関手数料もかかります。

多くの場合、購入時点では「いくらの税金が発生するか」がわからないため、商品購入時とは別に支払いが必要です。

支払いタイミングはケースバイケースですが、商品を受け取るときや、受け取った数日後に請求書払いのような形で支払うのが一般的。

ただ、関税や諸税は全ての買い物に発生するわけではありません。

  1. そもそも無税な品目がある
  2. 条件を満たせば免税となる

1は「何を買うか」次第で無税になるものがあり、税関のWebサイトに一覧が掲載されてます。

しかしこれは関税の話であって消費税は別。

消費税は何を買っても発生するわけですが、個人輸入であれば16,666円の買い物までは免税される特例があり、その範囲なら関税も消費税も発生しません。

ただし、免税の対象外になる品目があり、例えば革製品なんかは対象外。

MacBook ProのレザーケースとかiPad Proのレザーケースとか、そういったものは免税範囲の購入金額であっても課税される可能性があります。

例えばこのNOMADのiPad Pro用レザーケースは課税対象製品です。

NOMADのiPad Pro用レザーケースは課税対象

関税はとても複雑なので、何を、どこで、何個、いくら買うのかなどにより、課税有無、支払い方法などが変わるので全てを説明することはできません。

どうですか、ややこしくて投げ出したくなりませんか。僕はなりました。

とりあえず、海外からの購入は原則として関税や消費税が購入時とは別に発生し条件を満たすことにより免税になるとだけ覚えておくと良いと思います。

僕は一番最近だと、革製品を含む何点かの製品の合計が25,000円くらいの買い物で約3,000円くらいの関税(諸税・通関手数料含む)を払いました。革がなければもっと安いです。

ガジェットを買うという前提ですごく乱暴に見積もっておくなら、購入金額の10%〜15%程度払うことになるかもと思っておくといいんじゃないでしょうか。

追加コストを払いたくなければ、16,666円を目安に買うことです。

これは送料を含まない商品価格の合計。複数の製品を買っても16,666円に届かなければ免税となり、何も払う必要はありません。

ただし、前述の通り対象外品目があります。革とか。

ちなみに、買ったものがFedExで送られてきた場合には製品到着の数日後に請求書が届くのでコンビニとかで払います。

来たら払おう

関税について詳しく知りたければ税関のWebサイトなどを確認してください。

送料が高い

これはあえて言うまでもないんですが、海外からの購入はそれなりの送料がかかります。

それがいくらなのかについては、国や商品、販売ブランドにもよるので一概にいくらとは言えませんが、日本国内での買い物のように「送料無料!」みたいなのは一部の例外を除いて基本的にないです。

だいたいの場合、国内ECの送料より高いですが、関税と違い買うときにいくらかかるが基本的にはわかるので、その点は安心です。

なにかあるとややこしい

最後に、何らかのトラブルに遭遇した場合についてですが、基本的にはややこしいことになります。

まあなんとなくわかりますよね。

届いた製品に何らかの問題があった場合、英語でのやりとり、タイムラグ、そもそも返信がないとか、それなりにいろいろあります。

僕の場合、買って何も送られてこなかったということはないですが、届いた製品が初期不良だったことはあります。

しっかりしているブランドだったため、連絡したらすぐに新しいものを送ってくれました。サポートも丁寧でこちらがストレスを感じるようなことはなかったですが、やりとりは英語です。

もし英語が苦手でも、Google翻訳を始め、メールの例文を紹介しているサイトがたくさんあるので、そういったところを参考にしながらやりとりすれば何とかなります。

海外サイトでガジェットを購入するときに知っておくべき4つのポイントまとめ

ということで、ざっくりと海外サイトから製品を購入する場合の注意点をまとめました。

送料や関税などを含め、やはりコスト面が気になるところだと思いますが、他にない製品が手に入るという大きな価値があります。

「これは!」というものを見つけたら、思い切って買ってみると新たな世界が見えるかもしれませんよ。

ただ、あまりにもディープな世界へ突撃すると手に負えない事態を招く可能性もあるので、ブログやYoutubeで広くレビューされているような、ある程度安心できるブランドにしておくことをおすすめします。

NOMADやGrovemadeなどのポピュラーなブランドに関しては購入する方法のガイド記事なんかも書いてます。ぜひ参考にしてみてください。

今日は以上です。それではまた。

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