僕はiPhoneを始め、iPad、MacBook ProのTouch ID、Androidの指紋認証がほぼ機能しません。
なぜなら手汗がひどい。本当にひどい。
最近いろいろな端末がほぼ指紋認証なので、かなりツライです。
だってロック解除できないんだもの。使用する前提に立てないとかほんと勘弁してください。
そこで、手汗がひどい僕がこの指紋認証時代のデバイスに対応するために、いろいろと対策してみた事をまとめます。
僕と同じように、スマホのTouch IDなどの指紋認証ロック解除が機能せず困っている人の参考になればと思います。
手汗によりどれだけの問題が発生しているか
僕の手汗が人と比べてどれだけの状態なのかよくわかりませんが、この手汗には長年苦しめられてきました。
ノートなどに何かを書く際に、紙がふやけてボロボロになるなんてのはスタンダードすぎる出来事です。
- 手のひらが湿っているどころではなく、もはや濡れている。
- 紙袋の取っ手がボロボロになる。贈り物を長時間持てない。
- 握手求められると気まずい。
- スマホの画面が汚くなる。
- キーボードが汚くなる。
数え上げたらキリないんですが、日常生活を行う上で常に手が濡れてたらどうなるか想像に難しくないと思います。
握手できないし、手も繋げないし、人が持っているものをちょっと見せてとかできないし、いろいろなものは汚くなるし、良いことないですマジで。
子供の頃からそうだったので普通だと思ってたんですが、それは全くの勘違いであったと小学生高学年くらいの頃に気づきました。
読んでいた本がボロボロになり、それを同級生に突っ込まれたのが異変に気づいた瞬間でしたね。「なんでそんなボロボロなの?」というナチュラルな問いかけでした。
ああ、そりゃそう思うだろうよ。自分でも不思議だよ。
僕の手汗の状態を簡単に説明すると、基本的に手は湿っていて、ひどい状態になるタイミングが1日の中で何回かあるという感じです。
タッチパネルと指紋認証登場により問題がこじれる

このように手汗には悩まされていたものの、まあ気にしてなかったところはあるんですね。
そりゃ、人に馬鹿にされたり、好きな人と手が繋ぎづらいとか青春的な事で傷ついたり、様々な人生的苦難には遭遇してきましたよ。
でもずっとその状態で生きてきたので、気にしていないと言うよりは、「慣れた」とか「諦めた」という感じだったんですね。
しかし、その手汗問題を更にこじらせたのが、当たり前になっているタッチパネルなスマホの存在です。
現代ではスマホを使わずに生活できないので、湿った手でタッチパネルと向き合わなきゃならないわけです。
手汗がひどい状態のときには電話に出られないとか、勝手にボタンを押してしまうとか、画面がすぐ汚くなるとかいろいろあったんですが、手を拭いたりとか、手に息を吹きかけてみたりとかで、まだ何とか使えていたんですよ。
Touch IDなどの指紋認証には歯が立たない
だがTouch ID、おまえはだめだ。
タッチパネルはなんとか使えていたんですが、Touch IDは次元が違いました。全く歯が立たない。
手が濡れているひどい状態の時はもちろん、湿っている程度の状態であってもロック解除ができない。
同じ症状の人はわかると思いますが、手汗って拭けば済むわけじゃないんですよ。
なぜなら、ずっと湿っているので手がふやけていて、まるで風呂上がり。
そんな状態でTouch IDが開くわけないんですよ。
Touch IDで便利になるはずが活用できない
僕はiPhone、Android両方持ってますがやはり指紋認証が搭載されてます。
当然、使用時にはロック解除しなければならないですし、ApplePayで決済するときにもTouch IDで認証しなければ決済できません。
App Storeからアプリをインストールする時にもTouch IDでの認証が必要です。
ついでにいうと、僕のメインPCであるMacBook Pro 2017もTouch IDで解除するほうがパスロックよりも手軽です。
このような感じで、指紋認証できることが大前提になっています。
僕はと言うと、指紋認証できない以前に指紋登録すらできない場合もあります。

こんな画面普通の人は出ないですからね。
Touch ID時代の端末に手汗のひどい僕が立ち向かうために
このような感じでTouch IDには全く歯が立たないわけですが、なんとかして便利に使いたいじゃないですか。僕だって指紋でサッとロック解除したいんですよ。
そんな小さな願いを叶えるために大きな出費をし、対策した事、無意味だった事をまとめておきます。
タッチパネルとTouch IDでは難易度が違う
上記に書いた通り、タッチパネルに立ち向かうのとTouch IDに立ち向かうのとでは難易度が全く違います。
Touch IDはそもそもセキュリティ機能なので、非常にシビアです。
ロック解除できないのも困りますが、誰の指でも解除できてしまうってのも困るわけです。
なので、タッチパネルとTouch IDではそもそも根本的に取りうる対策が違うと思った方が良いです。
タッチパネルへの対策はとりあえず拭くのが一番です。手がふやけていてもタッチパネルは反応するので、水気だけを取り除けば使えます。
ズボンとか着ているもののどこかでちょっと指を拭いて使う。衛生的にはもちろん良くないんですがしょうがない。
汗ふきシートを持ち歩いてみた
汗なんだから汗拭きシートだろということで、さらさら感があるというパウダーシートを持ち歩いてみました。
こまめに手を拭いておくことでいつでもサラサラな状態を保つようにし、Touch IDを攻略しようという狙いです。
実際に試してみると、確かに拭いた時は良いんです。そんなサラッサラにはなりませんが、手汗でジトっとした感覚は和らぎます。
しかし、それで湧き出てくる汗を抑える事はできず、効果的な対策にはなりませんでした。
小さめのクロスを持ち歩いてみた
手帳型のスマホケースに小さめのクロスを入れておき指を少し拭いてからロック解除を試みる方法です。
これは名案だろと思っていたんですが、期待できるほどロック解除はできませんでした。
まあそれなりに効果はあると言えばあるんですが、やはりひと手間加わるのでどうにもめんどくさいんですよね。
複数指紋登録はやはり有効
iPhoneにおける対応になりますが、これには一定の効果があります。
iPhoneのTouch IDは5つの指紋が登録できます。これを利用して全部登録します。
ロック解除したい指を決めて、いろいろな指のコンディションで複数の指紋を登録します。
手が湿っている状態、乾いている状態、ふやけている状態など、5つ全て登録します。
設定 > Touch IDとパスコード > 指紋を追加
から設定できます。

こうしておくことで、あらゆる指のコンディションをカバーできるので解除率は大きく上がるはずです。
ただ、この状態でも解除率が下がってくる場合があります。そんな時には設定を適当に2つくらい削除して再登録します。
細かくメンテナンスしてあげることで一定の解除率は出せます。この方法を知ってからかなり改善しました。
しかし、やはりこれでも手汗がひどい状態の時にはダメなんですよね。
Touch IDを諦める
もう最後の手段です。諦めてTouch IDを使わないという方法です。
いや、この方法が一番早いだろってのは自分でもわかってるんですよ。ここまでの内容を試してみてダメならOFFにするしかありません。
設定 > Touch IDとパスコード
から「iPhoneのロックを解除」、「ApplePay」、「iTunes StoreとApp Store」を全部OFFにします。これでTouch IDをOFFにしてパスコードでロック解除できます。
せっかく便利なTouch IDがあるのにいちいちパスコード入れなきゃいけないのは本当に不便ですが、ロック解除できないものを持ち歩いていてもただの文鎮ですからね。
結論:手汗対策はFace IDが最も有効
このように様々なことを試してみましたが、どれも効果的とは言えませんでした。
しかし、FaceID端末に変えてから世界が変わりました。

FaceIDはそれはもう快適そのものです。ようやくスタートラインに立てました。
世間的にはTouch IDがいかに優れているかみたいな話が多いですが、僕からするとあんな認証全く使い物になりませんね。
もう二度と端末に搭載しないでいただきたいのでAppleさんどうかお願い致します。
指紋認証で苦戦している人はぜひ顔認証端末を検討してみてください。

