こんにちはKoh(@misc_log)です。
MacBook Pro 13インチ付属の電源アダプタの大きさと重さには不満がある方も多いはず。
僕もその1人なので様々な充電器を試しつつ、ベストなものを探してます。
そんな中、Ankerからワンポートでコンパクトな60W充電器「Anker PowerPort Atom III 60W」が発売されたので購入してみました。
結論から言うと、とてもコンパクト・軽量で良い充電器だと思いますが、購入にあたっては踏まえておいた方がいいなと思う点もあったり。
そのあたりも含め、「Anker PowerPort Atom III 60W」の充電性能や使い勝手などレビューしたいと思います。
MacBook Pro 13インチへのフル充電までの時間なども計測してみたので参考にしてみてください。
Anker PowerPort Atom III 60Wの特徴
「Anker PowerPort Atom III 60W」は、最近トレンドな窒化ガリウム(GaN)が採用されたワンポート60Wの充電器。

Anker社が開発したPowerIQ 3.0に対応し、Power DeliveryやQuick Chargeに互換性があります。
MacBookに使用するという意味ではPower Delivery(PD)に対応していればOK。
この「Anker PowerPort Atom III」にはUSB-Cワンポートで60Wのタイプと、USB-CとUSB-Aのツーポートで合計60Wのタイプと2種類あります。

この記事で紹介しているのはワンポートのタイプです。
ツーポートの方がいいじゃんと思うかもしれませんが、「ツーポート合計で60W」なのでちょっと使い勝手が異なるので注意。
サイズ・重量
まずはサイズや重量について見ていきます。
サイズは60Wクラスの充電器としてはかなり小型です。
手のひらに乗るサイズでとてもコンパクト。
もちろんプラグも折りたたみ式なので持ち運び性能も良い。
気になるMacBook Pro 13インチ付属充電器(61W)とのサイズを比較するとその違いは歴然。

MacBook Pro 13インチ付属充電器は61Wなので、出力は同等ながらこのサイズ感の違いは素直にすごいです。
どこからどう見てもMacBook Pro 13インチ付属充電器より小型で魅力的。
電源タップ接続時の存在感が大いに違う。
重さは約128gと付属充電器よりかなり軽い。


Anker PowerPort Atom III 60Wの方が約35%軽いですね。
また、同じAnkerで比較対象としてふさわしいのは「Anker PowerPort Speed 1 PD 60」だと思います。
出力は同じUSB-Cの60Wワンポート充電器で、やはり付属充電器よりは圧倒的にコンパクト。
ただしこちらは非窒化ガリウム。
その「Anker PowerPort Speed 1 PD 60」と比較しても一回り小さくなってます。
ただ、窒化ガリウム採用モデルと非窒化ガリウムモデルでの比較にも関わらず「あれ、あんまり変わらない?」感は正直ある。
60Wクラスとなると熱問題などいろいろ難しいのだとは思いますが、「Anker PowerPort Speed 1 PD 60」を持っていたら買い替える必要はないかなと思いました。
うーん、小さい。確かに小さい。けど・・。
MacBook Pro 13インチ付属充電器を含めたスペック比較はこの通り。
充電器 | Anker PowerPort Atom III | Anker PowerPort Speed 1 PD 60 | MacBook Pro 13インチ付属 |
価格 | 約¥3,999 | 約¥3,599 | 約¥7,344 |
重さ | 約128g | 約145g | 約194g |
出力 | 60W | 60W | 61W |
MacBook Pro 13インチ付属充電器を100%とした場合の比較はこちら。
充電器 | Anker PowerPort Atom III | Anker PowerPort Speed 1 PD 60 | MacBook Pro 13インチ付属 |
価格 | 約54% | 約49% | 約¥7,344 |
重さ | 約65% | 約75% | 約194g |
出力 | 約98% | 約98% | 61W |
付属充電器と同じ出力で軽くて価格も安い。そういう意味では上位互換。
しかし、真ん中の「Anker PowerPort Speed 1 PD 60」と比較するとやはりそこまで変わらないかなと思っちゃいますね。
Anker PowerPort Atom III 60WでMacBook Proの充電をする
Anker PowerPort Atom IIIの充電性能を確かめるためにMacBook Pro 13インチがどのくらいでフル充電になるかテストしてみました。
条件と使用したものは下記の通り。
- バッテリー残量0のMacBook Pro 13インチ
- フタを閉じたスリープ状態で計測し、確認時だけ開く。
充電器 | Anker PowerPort Atom III 60W |
USB-Cケーブル | Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル |
この条件でどの程度の時間でフル充電できるのか計測してみます。
計測開始時点ではだいたい47W程度で充電されていました。

60W充電器使って47Wって弱いと思うかもしれませんが、スリープ状態であれば付属充電器もこのくらいの出力です。
約30分後。
約47%程度まで充電。だいたい半分くらいですね。

そして、約1時間5分程度経過した時点で77%まで回復。

この時点で出力的にはだいたい20W程度まで落ちていました。
このような感じで計測を続け、1時間35分くらいのところで95%まで充電完了。
最終的に100%になったのは約1時間50分でした。

まとめるとこのような感じ。
経過時間 | バッテリー残量 |
– | 0% |
約33分 | 47% |
約1時間5分 | 77% |
約1時間35分 | 95% |
約1時間50分 | 100% |
1時間50分ならMacBook Pro 13インチ付属充電器とほぼ一緒ですね。
また、充電中にどのくらい熱を持つか触ってみました。
触れないほどではないですが、そこそこ熱は持ってます。
まあこのくらいはどんな充電器でも熱くはなるかなというレベル。
このように、付属充電器と比べても遜色ない充電性能を持ちながらも小型で軽量という実用的な充電器です。
Anker PowerPort Atom III 60Wレビューまとめ
冒頭でも書いた通り、基本的にはとても優れた製品だと思います。
デメリットらしいデメリットがなく、60Wクラスでこのサイズは素晴らしい。
ただ、「Anker PowerPort Speed 1 PD 60」とそんなに大きく変わらなかった、さらに、もう数百円出せば「RAVPower RP-PC112」に手が届いちゃうという状況をどう考えるか・・。

そのあたりも踏まえて検討してみると良いかと思います。
あくまでも個人的にはですが、この製品を選ぶ理由は下記のあたりかなと。
- Anker PowerPort Speed 1 PD 60を持ってない
- RAVPower RP-PC112より厚みがないものがいい
- 充電器の買い増しを検討している
- Ankerの手厚いサポート・信頼性
いずれにしろ、少し前では考えられなかったサイズと出力を持った優れた充電器であることは間違いないので、もし気になった方はチェックしてみてください。
今日は以上です。それではまた。
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