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MacBook Proのバタフライキーボード問題まとめ

こんにちはKoh(@misc_log)です。

2019年5月にMacBook Pro 2019が発表されました。

8コア搭載モデルが登場するなどプロセッサ系のアップデートがメインでしたが、「バタフライキーボード」についても改良版が搭載されたようです。

キーのパーツに新素材を使った改良版とのことなので、バタフライキーボード問題について進展があるかもしれません。

ということで、バタフライキーボード問題とは一体何なのか?何が起きていてどういう状態なのか?知っている情報をまとめてみました。

これからMacを買おうと検討している方やバタフライ構造キーボード問題について知らない方の参考になると思います。

バタフライキーボード問題の経緯

まず「バタフライキーボード」とは何かという事から簡単に解説します。

バタフライ構造キーボード

バタフライキーボードとは

バタフライキーボードとは、2015年モデルのMacBookから搭載された新しいタイプのノート型Mac用キーボード。

MacBook Pro 2019に搭載されているバタフライキーボードは「第4世代」です。

高さがなく浅めのキーボードで、打った時の跳ね返りが少ない打鍵感が特徴的

従来のキーボードからかなり大きなモデルチェンジをしており、打鍵感には賛否両論巻き起こってます。

個人的には打ちづらさを感じることはないですが、「好き嫌いが分かれそう」という事だけはわかります。

このバタフライ構造を採用することで従来のキーボードより約40%も薄くなり、Mac自体も更に薄く進化しました。

MacBook紹介動画の中にバタフライキーボードに関しての説明があるのでよろしければ。

チリやホコリに弱すぎる構造

Mac自体がスリム化するのは喜ばしい事なのですが、その代償に故障が多いという欠点を持ってしまったようです。

故障の原因とされているのは「チリやホコリ」と言われています。

チリやホコリにとても弱く、内部の隙間に入り込むことでキーが反応しなくなるなどの問題が多発。

英語ですが、詳しくはこのページにいろいろと書かれています。

現在のバタフライキーボード搭載Macは下記の通り。

モデル世代
MacBook 2015第1世代バタフライキーボード
MacBook 2016第1世代バタフライキーボード
MacBook 2017第2世代バタフライキーボード
MacBook Pro 2016第2世代バタフライキーボード
MacBook Pro 2017第2世代バタフライキーボード

(実はマイナーアップデートされている)

MacBook Pro 2018第3世代バタフライキーボード
MacBook Air 2018第3世代バタフライキーボード
MacBook Pro 2019改良版バタフライキーボード(第4世代?)

バタフライ構造キーボードのにまつわる出来事を時系列で

このように光と闇を一緒に連れてきたバタフライキーボードですが、発表から現在までのバタフライキーボードにまつわる様々な出来事をざっとまとめてみました。

 

2015年3月くらい

第1世代バタフライキーボードがMacBookに搭載されて発売。

 

2016年初旬

キーボードの様子がおかしいとユーザーがざわつき始める。

そして、Appleがキーボードのお手入れ方法を解説したページを公開。

メンテナンスすることで改善したという声がある一方、お手入れ方法の難易度が高くユーザーが対処しきれないのか、あるいは、そもそもこんなお手入れでは無意味だからなのか、「メンテナンスしたところで何も変わらん」というユーザーの声も。

 

2016年10月

MacBook Pro 2016に第二世代バタフライキーボードが搭載され発売。

 

2017年6月

MacBook Pro 2017が発売。

この時に搭載されたバタフライキーボードは2016と同じ第2世代バタフライキーボードではありつつも、内部的に少しアップデートされていた模様。

その結果、抱えていたキーボード問題は多少改善されていたとかいなかったとか。

 

2017年後半

2017年後半には、MacBook、MacBook Pro 2016に搭載された第2世代バタフライキーボードの様子が完全におかしいという事でネット上に阿鼻叫喚の声が続出。

ここまで来ると使い方ではなく明らかに設計上の問題であり、Appleはユーザーに何らかの対応をすべきだと多くの苦情が生まれ、リコールを求める署名運動が行われるまでに発展。

ちなみに、キーボード問題で修理を余儀なくされたユーザーには、MacBook Pro 2017に搭載されたアップデート版の第2世代バタフライキーボードに換装されたとの噂。

 

2018年2月頃

僕が新しいMacを購入するにあたり、MacBook Pro 2016を持つ知人に「キーボードが故障したことあるか?」と質問。

結果、「故障したことがある」との回答を受ける。サンプル数 2 / 2。

得体の知れない恐怖を感じる。

 

2018年5月

ついに集団訴訟にまで発展。しかも立て続けに2件の訴訟が巻き起こる。

 

2018年6月

特定のMacBookやMacBook Proのごく一部のキーボードに、文字が反復入力される、押したキーが返ってこない、というか打てない、などの問題が発生する場合があるということで、キーボード修理プログラムが開始される。

内容は、対象モデルのキーボードに不具合があった場合、無償で修理を行うというもの。

もちろん修理に出している間PCは使用できなくなる上に、キーボードがモデルチェンジされるわけではないと思われるため、根本的な対処と呼べるのかどうかが怪しいと話題に。

 

2018年7月

MacBook Pro 2018が突如発売。

第3世代バタフライキーボードとなり、キーボード内部にシリコン膜が設置される。

 

2018年10月

MacBook Airに第3世代バタフライキーボードが搭載されて登場

 

2019年3月

Appleが「第3世代」バタフライキーボードについて、「一部のユーザー」が問題を抱えていることを認識していると謝罪。

しかし、第1世代、第2世代で発生していた問題には言及しなかったとの事。

 

2019年5月

MacBook Pro 2019発表。

バタフライキーボードのパーツに「新素材」が使われ、これまでの問題を大幅に軽減できる改良版となった模様。

同時にキーボード修理プログラムが拡大され「バタフライキーボード」を搭載したMac全モデルが対象となった。

意図がよくわからないが、対象に最新モデルであるMacBook Pro 2019も含まれている。

バタフライキーボード問題のゆくえ

2018年7月12日に突然発売されたMacBook Pro 2018には第3世代バタフライキーボードを搭載

キーのひとつひとつに薄いシリコンの膜が覆われ、ホコリが侵入しづらい構造になっていました。

しかし、これはホコリ対策ではなく「静音化」を目的としたものであるとAppleがコメントしています。

とは言え、シリコンで覆われているのでホコリ対策としては効果があり、第2世代までと比べると圧倒的にホコリの侵入を防ぐ事が出来ていたようです。

ただ、これで問題が全て解決したかというとそうではなく、砂を上からかけるというテストを実施したところ、直ちにいくつかのキーが無効化されたという結果も。

砂が上から降ってくる状況って日常的な使用ではありえないと思いますが、細かいチリにはやはり弱かったのでしょう。

2019年3月には第3世代バタフライキーボードの一部のユーザーが問題を抱えているとし、Appleが謝罪しています。

しかし「大多数のMacユーザーは問題ない」とも言ってます。

一体何がどうなっているのかよくわかりませんが、「第3世代であっても不安は残る」という状態と捉えた方がいいのでしょうか。

そんな中、2019年5月にMacBook Pro 2019が発表に。

MacBook Pro 2019に搭載された第4世代バタフライキーボードに関しては、新素材が使用されたとの情報がありました。

実際に分解したところ、これまではシリコンだった素材がナイロンポリマーに変わっていたそうです。

さらに、キースイッチの構造にも変更の後が確認された模様。

現段階では、「へーそうなんだ」レベルであり、まだあまり情報がなく問題の改善に繋がっているのかはよくわかりません。

バタフライキーボード問題は一体どこへ向かうのでしょうか。

MacBook Proのバタフライキーボード問題まとめ

第2世代までのバタフライキーボード搭載Macユーザーに出来ること

ということで、バタフライキーボードにまつわる様々な出来事を書きました。

一体何がどうなっているのかよくわかりませんが、とにかく現状は、バタフライキーボードを搭載している全Macがキーボード修理プログラムの対象になってます。

もしキーボードに不調を感じたらキーボード修理プログラムを確認し、サポートに連絡してみるのが最も有効な手段です。

しかし、キーボード修理プログラムは、保証期間外であっても修理代がタダになるというだけで2回、3回と同じ障害に遭遇する可能性がなくなるものではなく、根本的な解決になるのかわかりません。

修理プログラムによって新世代のバタフライキーボードに換装してくれればいいんじゃないの?と思うんですが、第1世代、第2世代を第3世代以降に載せ替えるということは構造的にできないようです。

なので、僕も含め第1世代や第2世代バタフライキーボードユーザーはより不遇な気がするんですがどうなんでしょう。

いつかキーが効かなくなるその日を黙って迎えるのは嫌過ぎるので、僕は「キーボードカバーをつけて使う」という対策をしてます。

MacBook Pro 2017を買った時点からキーボードカバーをつけてますが、現在までにキーボードの効きが悪い、あるいは、効かないといった問題は発生してません。

そのため一定の効果はあるのだろうなと個人的には思ってます。

本当はキーボードカバーとかつけるの嫌なんですけどね、キーがいきなり効かなくなるより全然いいので。

ということで、ざっとバタフライ構造キーボードにまつわる事象をまとめてみました。

バタフライ搭載Macを買った全員がこの問題に遭遇しているわけではないでしょうし、どこまで気にする必要があるのかは難しいところですが、何かの参考になれば幸いです。

今日は以上です。ではまた。

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