【爆速充電】iPhoneを急速充電するために知っておきたい基本的なこと

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こんにちはKoh(@misc_log)です。

先日友人から、「iPhoneを急速充電するには、何が必要でどうすればいいの?」と質問されたのですが、思いのほか回答に苦労しました。

一概に急速充電と言っても意外とややこしい前提があったりするので、下記についてわかりやすくまとめました。

  • iPhoneの急速充電ってどういうこと?
  • どのくらいの時間で充電できるの?
  • iPhoneを急速充電するため必要なものとおすすめアイテム

なお、本記事はUSB PD(Power Delivery)を前提としていますが「USB-PD is 何?」という方に向けても、可能な限り話を簡単にして解説します。

  • あまりややこしいことは書きません。正確さよりわかりやすさを重視してます。
  • ワット数(W)の話は出てきますが、それが何かを知らなくてもわかるようになっています。
  • アンペア(A)の話は出てきません。

ひとつ前提として、急速充電できるiPhoneは機種が限られておりiPhone 8以降が対象です。それ以前のiPhoneの話は出てきませんのでご了承ください。

また、この記事は最新iPhone 13シリーズにも対応しています。安心してご覧ください。

急速充電対象iPhone
  • iPhone 8 / 8 Plus
  • iPhone X
  • iPhone XR
  • iPhone XS / XS Max
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro / Pro Max
  • iPhone SE (第2世代)
  • iPhone 12 / mini
  • iPhone 12 Pro / Pro Max
  • iPhone 13 / mini
  • iPhone 13 Pro / Pro Max

バッテリーマネジメントがうまくいくともっとiPhoneを楽しめると思うので、参考になれば。

目次

iPhoneを急速充電するとはどういうことなのか?

一般的に「急速充電」とは、iPhoneが受け入れられる上限値の電力で充電することを言います。

各iPhoneの上限はだいたいこのくらい。

iPhone上限
iPhone 8 〜 iPhone 11約18W
iPhone 12シリーズ
iPhone 13シリーズ
約20W

約18W〜20Wという出力で充電すれば、より短時間で急速充電することができます。

実はこの事実さえ覚えておけば急速充電の話はほとんど終わりです。お疲れさまでした。このあとは気軽にご覧ください。

iPhoneは約18〜20Wで充電できる

急速充電には有線が必要

急速充電は基本的に有線充電が必要です。iPhoneの場合ワイヤレス充電では急速とは呼べません。iPhone 12、13シリーズで使えるMagSafeは通常と急速の中間くらいです。

急速充電はどのくらいの時間で充電できるの?

では、iPhoneを18W〜20Wで充電するとどのくらいの時間で充電できるのか?ざっくりこのくらいです。

  1. 30分で0%→50%
  2. 2時間ちょっとでフル充電

機種によっても前後しますが、30分で50%ものバッテリーを回復できるため急いでいるときに重宝します。

ただ、ちょっと不思議じゃないですか?「30分で0%→50%になるなら、1時間で100%になるんじゃないの?」と思うじゃないですか?

実は、そうはならないんです。フル充電までは2時間ちょっとはかかります。

これはぜひ覚えて帰って欲しいポイントなんですが、急速充電だからといってバッテリー0%→100%までを爆速で充電できるわけではありません。

急速充電は100%まで爆速なわけではない

Anker PowerCore III Fusion 5000を充電器として使えばモバイルバッテリーも充電
急速充電

リチウムイオン電池が搭載された多くのデジタルデバイスは状態が管理されており、7、80%くらいまでは急速で充電されますが、そこから先の100%までは充電スピードがガタ落ちします。

これをトリクル充電といい、約80%以降はバッテリー保護のためデバイス側で強制的に電流を抑える仕様が組み込まれています。

そのため、iPhoneは急速充電すると30分で約50%のバッテリーを回復させることが可能ですが、「じゃあ1時間で100%じゃん」ということにはなりません。

急速充電が速いのは、バッテリー0%から最初の1時間くらいまでです。この間は爆速です。

そのため、寝る前に充電し忘れたiPhoneやiPadを出勤前の10分間だけ充電するとか、これから外出だけど充電してなかったみたいなシチュエーションでめちゃくちゃ活躍します。

逆に言うと「今バッテリー90%なんだけど、すぐに100%にしたい」みたいことにはほとんど効果はありません。

というわけで、ここまでを一旦まとめます。

  • iPhoneの上限である約18W〜20Wで充電するのが急速充電。
  • 急速充電は30分で50%の充電が可能。
  • 100%までずっと速いわけではない。

iPhoneを急速充電するために必要なもの

急速充電についてざっくりわかったところで、「じゃあ一体何があれば急速充電できるの?」ということについてまとめます。

必要なものを先に紹介します。このふたつです。

iPhone急速充電に必要なもの
  • USB PD対応急速充電器
  • USB-C to Lightningケーブル

iPhoneの上限である出力18W〜20Wの充電器とケーブル。どちらもPD対応のものが必要です。

USB PDとは?

PDという言葉が出てきたので、急速充電に必要になる「USB PD」について先にざっくりと解説します。

PD」とはPower Deliveryの略で、従来のUSBよりも大きな電力の供給を可能にした規格です。ああ、大きな電力いけるやつでしょ?くらいの理解で問題ありません。

このUSB PDはUSB-Cで動作します。これはUSBの一種で、裏表がなく平べったい形状をしています。

USB-C
これがUSB-C

MacBookやノートPCによく採用されています。iPad ProやiPad AirなどもUSB-C端子を持ってます。

iPad Pro 2018はUSB-C端子を搭載
iPad ProはUSB-C端子を搭載

つまり、USBの一種であるUSB-Cで動作する大きな電力を供給できる規格がPD。そう覚えておいてください。

USB-PDとは?

実は、USB-CだからといってUSB PDとは限らないのですが、これ以上はややこしくなるのであまり気にしなくていいです。

とにかく、PD対応した充電器ケーブルがあればiPhoneを急速充電することができます。

付属のものではダメなの?

iPhoneに付属しているものじゃ急速充電できないの?」と思うのは自然な流れです。

結論から先に言うと、充電器は別に買う必要があります。ケーブルは場合によって必要です。ざっくり解説します。

従来、iPhoneはケーブルも充電器も付属していました。しかし、現状Apple Storeで購入できる全てのiPhoneには充電器が付属していません。

環境問題への取り組みの一環で「もう充電器付けるのやめるわ」と少し前にAppleが発表し、実施されました。

そのため、中古で買った場合や量販店の既存在庫とは付属物が異なっている可能性があります。つまりどこで買うかで入ってるものが変わる可能性が高いです。

そして、さらに付属物の内容も違います。具体的にはこんな感じです。今から新品でiPhoneを買うと基本的には画像右側の状態。

正確に言うとiPhone 11は18W充電器が付属していたんですが、まあざっくりこのような違いがあります。

  • 「従来iPhoneセット」しか持っていない人は充電器もケーブルも買う必要があります。
  • 現行iPhoneの付属物を持っている人は充電器だけが必要です。

急速充電するなら充電器は必要

一旦ケーブルの話は置いといて充電器の話をすると、5Wの充電器がついてくるか、充電器はついてこないか、の二択なのでいずれにしろ充電器は買う必要があるというわけです。

ちなみにもし手元にある充電器がこの5Wタイプなら、今すぐ捨てるか寝室に持っていきましょう。

iPhoneの付属充電器
5Wタイプ

例えば、iPhone 8をこの充電器で充電すると満充電まで3時間以上、iPhone XS Maxだと3時間30分以上かかります。

そのため、もし使うなら長時間とどまるであろう場所で使用するのがベスト。つまり寝室が最適です。4時間以上寝るのであれば付属充電器でも十分バッテリーは回復します。

というわけで話を戻すと、急速充電をするならどのiPhoneを買っても充電器は買う必要があります。

ケーブルは場合によって必要

そして次にケーブル。ケーブルは必ず付属してきますが種類が違います。

iPhone付属のケーブル
  • USB-A to Lightningケーブル
  • USB-C to Lightningケーブル

このうち、急速充電に必要なのは「USB-C to Lightningケーブル」です。画像右側のタイプ。

USB to Lightningケーブル

もし購入したiPhoneにUSB-A to Lightningが入っていたら、USB-C to Lightningを買い直す必要があります。

しかしややこしいですね。ではまとめます。

  • 20W程度の充電器が必要。多くの場合、別に買う必要アリ。
  • USB-C to Lightningケーブルが必要。USB-Aではダメ。

USB PD対応急速充電器の選び方

では次に「急速充電器はどうやって選べばいいの?」について解説します。

結論を言うと、USB-Cポートを備えた「20W程度」の充電器を購入してください。

Ankerの20W充電器

出力が上回る分には問題ありません。例えば、60W出力の充電器を使っても大丈夫ですが、結局上限である18W~20W程度で充電されることになります。

あまりに高出力すぎてもiPhoneの急速充電という観点では無意味。価格が高くなるだけです。そのため、20W前後がおすすめ。

逆に18W以下の充電器だと出力が足りず最大効率を出せないので注意して下さい。

USB-C to LightningケーブルはMFI認証を受けたものがいい

次にケーブル。繰り返しになりますが、「USB-C to Lightningケーブル」が必要です。

そして、ケーブルを買う際は「MFI認証」を受けたものを買うほうがいいです。

MFI認証とはMade For iPhoneと言って、要はAppleの審査基準をクリアした製品ですよという事です。

MFI認証マーク
MFI認証

MFI認証がないとどうなるかというと、iOSのアップデートで使用できなくなったり、充電異常を引き起こす可能性があります。

もちろんApple純正ケーブルであれば何の心配もいりません。

安いタイプだとAmzonベーシックあたりですね。

いずれにしろUSB-C to Lightningケーブルが必要で、Amazonなどで買う際は「MFI認証」と書いてあるものがおすすめ。

iPhoneの急速充電におすすめのアイテム

ここまでを踏まえ、条件を満たすおすすめアイテムを紹介します。僕が実際に使ってきた中で特に優れていると感じたアイテムに絞ってます。

Anker PowerPort III Nano 20W

Anker PowerPort III NanoはiPhoneの急速充電にちょうどいい20Wタイプ。信じられないほど小型なのが特徴。

Anker PowerPort III Nano 20W

iPhone用の5W充電器とほぼ同じサイズで、出力は4倍の20W。

Anker PowerPort III Nano 20Wは5W充電器とほぼ同じサイズ感
左:Anker 右:5W充電アダプタ

iPhone 12、13シリーズも最大効率で急速充電でき、その上小さくて軽い、そして安い。

ただ、プラグが折りたためないので残念。信頼と実績のAnker製なので手堅くいくなら有力候補。

ケーブルとセット販売しているものもあります。

Anker PowerPort III Nano 20Wについてはこちらで詳細にレビューしています。

DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger

DIGIFORCEという国内メーカーの人気iPhone用充電器。こちらもAnker同様20Wのタイプ。

DIGIFORCE 20W USB PD Fast Charger

特徴は、超小型、角ばっていてデザイン性高い、5色展開、さらにプラグが折りたたみ式。性能だけでなくおしゃれさを備えた珍しい充電器です。

5色展開! source:Amazon

プラグが折り畳める分、先に紹介したAnkerの20Wよりわずかに小さい。

Anker 20Wと比較
Anker 20Wと比較

5色も展開している充電器ってなかなかないです。見た目もスタイリッシュでカッコよく、iPhoneと相性抜群。

iPhoneと相性バツグン!

Ankerの20Wと性能的には一緒なので見た目の好みで選んでみてください。

DIGIFORCE 20W USB PD Fast Chargerについてはこちらで詳細にレビューしています。

Anker PowerCore III Fusion 5000 & PowerCore Fusion 10000

こちらはもAnker。大人気USB充電器。なんとモバイルバッテリー内蔵タイプ。

Anker PowerCore III Fusion 5000

USB-CとUSB-Aの2ポートを備えた充電器で、充電器として使っていればモバイルバッテリーの充電もできるという優れもの。

Anker PowerCore III Fusion 5000を充電器として使えばモバイルバッテリーも充電
充電器にもモバイルバッテリーにも

自宅やオフィスで充電器として使い、外出するときはコンセントから抜いて持ち出せばそのままモバイルバッテリーにもなる最強の運用スタイルを実現。

Anker PowerCore III Fusion 5000は外せばすぐモバイルバッテリーに
外してそのままカバンへ

モバイルバッテリーの充電しなきゃ」とか考える必要がないため、本当に楽。

このPowerCore Fusionシリーズは容量が2種類あります。

  1. iPhoneを約1回充電できる5,000mAhタイプ
  2. iPhoneを約2回充電できる10,000mAhタイプ

大きいほうが一概に良いとは言えず、大きい分だけサイズと重さも増えることになります。こちらがサイズ比較したもの。

10,000 / 5,000

iPhone1回しか充電できないのが心もとない人は大きい方を。1回で十分という人は5,000mAhを選びましょう。いずれにしろ、自宅でも外出先でもiPhoneを急速充電でき、充電器と一体型なので使い勝手は抜群です。

5,000mAh

10,000mAh

実際にiPhoneを急速充電した結果

参考までに、実際にiPhoneを急速充電するとどの程度の時間で充電できるのかを紹介します。

使用したものはこちら。

iPhoneiPhone XS Max
急速充電器Anker PowerPort Speed 1 PD 30
ケーブルAnker PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル

バッテリー残量「1%」の瀕死iPhoneを急速充電します。

充電が1%のiPhone

充電から約5分経過で10%

充電から約5分経過で10%

充電から約10分経過で19%

充電から約10分経過で19%

充電から約20分経過で35%

約20分経過で35%

約30分で52%。半分まで充電完了。

約30分で52%

充電から約1時間で79%

約1時間で79%

もうこの時点で充電スピードは落ち始めていてここから先は長いです。

充電から約1時間50分で97%

約1時間50分で97%

結局100%に到達したのは、充電開始から約2時間6分後でした。

2時間6分で100%

まとめるとこのような感じ。

経過時間バッテリー残量
1%
約10分19%
約20分35%
約30分52%
約1時間79%
約1時間50分97%
約2時間6分100%

100%までは約2時間6分でした。

付属充電器だと3時間以上かかるのでかなり早い結果ですが、やはり爆速なのは1時間経過くらいまでのあたり。

80%〜100%までの充電に、1%〜80%までとだいたい同じくらいの時間がかかっており、80%以降は大幅にスピードが落ちているのがわかると思います。

iPhoneを急速充電するために知っておきたい基本的なことまとめ

最後におさらいです。

急速充電は短い時間で多くのバッテリーを確保することが可能。ただ、0〜100%間を急速に充電するわけではなく80%程度までが早いというのが急速充電です。

また、iPhoneの急速充電できるのはiPhone 8以降の端末であり、下記のものが必要。

iPhone急速充電に必要なもの
  • USB-C to Lightningケーブル
  • USB PD対応急速充電器

以上がまとめです。

やはりデジタルデバイスはバッテリーがあってこそです。急速充電可能な状態を作っておくとバッテリー管理が劇的に楽になり、「充電切れで使えない」という瞬間を減らせるはず。

ぜひiPhoneの急速充電を試してみてください。

ちなみに、iPhone 12やiPhone 13シリーズはMagSafeというワイヤレス充電の新しい機能が搭載されました。今回紹介した有線での充電ほどは速くないですが日々の運用が楽ちん。興味がある人はこちらもどうぞ。

ということで、今日は以上です。それではまた。

紹介したアイテム

20W充電器で世界最小・最軽量

ケーブル付き

おしゃれな20W

モバイルバッテリー内蔵充電器

USB-C to Lightningケーブル

最新iPhoneユーザーの人向けにおすすめMagSafe対応モバイルバッテリーをランキングにして紹介しています。よろしければ合わせてどうぞ。

他にもiPhoneの充電器に関する記事も書いています。こちらもどうぞ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 友人にこの記事を紹介した後で気がついたのですが、最近のSEやXRはType-Cケーブルが付属しています。
    11は分からないですが、同様の可能性はありますね。

  • おお!それは!貴重な情報ありがとうございます。確認してみます!

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